2012年9月5日

ショパン生家~交流都市へ

ショパン記念館 首都ワルシャワからバスで約一時間。ジェラゾヴァ・ヴォラのショパンの生家につきました。ここは本当にのどかな小さな田舎町のこじんまりした小さな家…だったのですが…着いてびっくり!立派な記念館が建っています。大きなガラス張り、壁などの木材はまだ真新しい、明るくモダンな建物です。説明によると2010年のメモリアルイヤーに合わせて建てられたそうです。ここでショパンの生家の歴史ビデオを見ました。

ショパン生家 白い壁が印象的な小さな二階建ての建物。もともとは貴族の屋敷の別館で、ショパンはここで生まれ、生後七か月まで過ごしました。中にはショパンの家族の肖像画や数点の資料が展示されていました。驚くほどの変わりようです。以前はここに当時の家具やピアノなどが所狭しと置いてあり、いくらか生活感があったのです。が、見学するには狭かった!何もかも取り払われて広々とした今回は、もちろん団体で入れます。そうそう、、コンサート用のピアノは置いてありました。なんでも日曜日にコンサートが開催されるとか。以前は人が集まると演奏する人が出てくるというのどかなものでした。中庭もきれいに整備され、結婚記念の写真を撮影しているカップルがいました。確かに記念写真を撮るのには絶好のロケーションです。先生に引率された小学生の一団もやってきました。ショパンはポーランドの誇り・偉人なんですね。

ショパンの像 ここでも少しだけフリータイム。中庭を散策したり、記念館の方で買い物をしたり…思い思いにショパンの世界を楽しんだ後、いよいよ交流都市に移動します。

 バスの窓からは広々とした風景が広がっています。ポーランドは平らな土地の意味。あまり起伏がありません。ところどころ通る街の街路樹はリンゴや菩提樹。キャベツ畑にイモ畑。延々と続く似たような風景…。道路はとても良くなっています。車も増えました。以前は恐ろしげな車(ドアがダンボールとか)が走っていましたが、もちろん影も形もいなくなり、ドイツ車や日本車が普通に走っています。あちこち道路工事中。インフラが急速に整いつつあるようです。そんなことを考えていたら渋滞にはまってしまいました。原因は工事のための迂回路を曲がりきれなかったトラックが、積み荷の紙をばらまいてしまったから。実際かなりの急カーブでした。休憩を取った後は日も暮れて来て、バスの中には寝息が…。渋滞で遅れた分、運転手のアンジェイはかなり飛ばしてくれたようで、タルノフスキェ・グリのホテルに着いたのは夜9時半ちょっと前。そう、6時間弱かかってたどり着いたんです。そのままレストランに直行して夕食です。ホテルでは現地コーディネーターのミロスワヴさんが出迎えてくれました。予定より30分も遅れましたが待っていてくれたんですね。細かい打ち合わせは明日にして、とにかくよろしくお願いいたしますとご挨拶。さあ、明日から親善交流プログラムが始まります。

ポスター ホテルの入り口に明日のコンサートのポスターが飾ってありました。そういえばこのホテル、1階の部屋はすべておおるりでふさがっています。私たちと団長が2階の部屋です。2階建てのホテルですから、半分以上を日本人が使っていることになります。もちろんホテル始まって以来、初のことでしょう。エレベーターがないんですよ。まあ、2階建てですから。食後にトランクを運び上げるのかとブルーな気分になっていたら、2階の分はちゃんと運んでくれてありました。このホテルにポーターはいませんので、どうもミロスワヴ氏とアンジェイ氏が力仕事をしてくださったようです。今日からここに4連泊します。

メールお便りはこちら  ▲ページトップへ

ご意見・ご感想はこちらへどうぞ

■このHPで使用している素材に関してはあとがきをご覧ください。

▲ページトップへ

inserted by FC2 system