2017年5月15日

ベネチア観光　その1

　夕べというか、夜中は土砂降りだったんです。雷もゴロゴロ。かなり心配したのですが、朝になったらとりあえず雨はやみました。やれやれです。でも今日は傘の出番がありそうな感じです。せっかくのベネチア観光なのに。とにかく朝食を済ませ、まずはバスでボート乗り場に移動です。

　私達を乗せたボート、水上バスとでも言ったらいいでしょうか。けっこうなスピードで進みます。
　ラグーナという潟の上につくられた大小100を超える島々。島を結ぶたくさんの橋、そして運河。水上都市ベネチアはイタリアでも有数の観光地です。そしてスロヴェニアからも近い！そりゃあ寄りますよね。

　サン・マルコ広場、ドゥカーレ宮殿と鐘楼が見えてきました。もちろんあそこに行くのですが、船着場ははるか先。ボートを降りてから人混みの中を歩きます。その人混みたるや、高度成長期の休日の銀座のよう。すごい数の観光客です。小雨が舞ったり止んだりのあいにくの天気ですが、ここまで来たら天気は関係ないですね。土産物の屋台もいっぱい。買い物は後のフリータイムに回して、とにかくまずはサン。マルコ広場に向かいます。

　サン・マルコ広場に着きました。ここでガイドさんが交代、観光スタートです。まずはお手洗い。ちょっと寒かったので行っておこうかと。ところが長蛇の列。びっくりしました。ヴェネチアはトイレが大変なんです。カフェでコーヒーでも頼めば使わせてもらえますが、公衆トイレは数が少なく、よくこれだけの観光客をさばいているものだと驚くばかりです。

　気を取り直してドゥカーレ宮殿へ。もともとは8世紀に共和国の総督府として建てられたのですが、火災などを経て15世紀に現在の形になったのだとか。階段を上って豪華な部屋を巡ります。

　階段の天井も含めありとあらゆる空間が絵画や彫刻で埋め尽くされています。

　2階の大評議の間です。ここにはティントレットの描いた「天国」という大きな油絵があります。7×22メートルのこの絵は世界最大の油絵とも言われているそうです。かなり離れないと全体像が見えません。

　階段を上ったり下りたり、広い宮殿内をあちこち回ります。ここ大評議の間にはベンチがありました。ガイドさんの説明を座って聞く団員達。そりゃあまあ、お疲れではありますよね。

　表に出たら雨が上がって青空が見えています。この後サン・マルコ寺院に入ろうかと思ったのですが、混んでいて1時間待ちだとか。それではランチの時間にかかってしまいます。入場観光は諦めて少しだけフリータイムになりました。

　サン・マルコ寺院です。聖マルコの遺体がおさめられているそうです。

　ムーア人の時計塔です。建物自体が大きな仕掛け時計になっているそうです。残念ながら滞在中に仕掛けを見ることはできませんでした。

　こんな短時間でもしっかり記念品をゲット。さすが！さあ、この後はランチです。