2014年5月31日

ハンガリー・日本・ポーランド 友好合唱コンサート

開会の挨拶
団長のマウゴジャータさん

 午後6時、コンサートが開幕です。客席の1列目にショパンコーラス、2列目に私達が座ってのスタートです。まずはハンガリー側の挨拶があるのですが、これがきっと時間がかかると思われたので座って聞くことにしました。前回のポーランドで懲りたからです。舞台の上でライトを浴びながら挨拶を聞くこと20分…あの時はふらふらしてきて大変でした。今回はゆっくり座って市のお偉いさんとショパンコーラス団長のマウゴジャータさんのお話を聞きました。もちろん全然言葉がわからないので内容はわかりませんでしたが。あとでモニカさんが教えてくれることになっています。司会者が我々の説明を始めた頃合いを見て舞台袖に移動。さあ、出番です!

浴衣姿
第1部は浴衣

 色とりどりの浴衣に半幅帯。でも裸足で舞台は失礼なので足袋と草履で歌います。足元の黄色いものは鈴の付いたたすきです。
 まずは「ふるさと」と「花」の2曲です。

たすきをかける
たすき姿

 たすきをかけて「東北のおもちゃうた」を歌います。6曲からなるこの組曲はなかなか面白い構成でできていて、コンサートでは必ず演奏します。

威勢の良い小太鼓がはいる
威勢よく小太鼓がはいる

 1曲目は「べこべこ赤べこ」(福島県の赤べこ)。途中でモ~と牛の鳴き声が入ります。
 2曲目は「ねぶた流れろ」(青森県の金魚ねぶた)。小太鼓が入って威勢のいい曲です。
 3曲目は「馬っこ祭り」(岩手県のちゃぐちゃぐ馬っこ)。掛け声を掛け合ったり、たすきに付いた鈴を鳴らしたりして、ちゃぐちゃぐ馬の行列の様子を歌います。
 4曲目は「いづめこの子守唄」(山形県のいづめこ人形)。これはゆったりとした歌です。のんびり良い気持ちで聴いていると眠くなります。

なまはげ
青鬼!

 5曲目は「なまはげ来るぞ」(秋田県のなまはげ人形)。団員の黒一点がお面を付けて舞台の上を歩き回ります。悪がきがいないか探す青鬼がお酒を飲んで赤鬼になって山に帰っていく…という歌に合わせ、2番は赤鬼の面にします。こういうパフォーマンスがつくとお客様はとても喜んでくれます。今回も拍手喝采でした。苦労して練習した甲斐がありましたね。
 6曲目は「こけしどこの子」(宮城県のこけし)。オープニングにやまびこが入ります。人数を減らしてエコーのように歌うのですが、これがなかなか難しかった。最後は盛り上がって組曲を終わります。

「さくら」を歌う
「さくら」を歌う

 再びたすきを外して「さくら」を歌います。やはりこの曲は外せません。中間部が難しい清水脩氏の編曲です。日本らしさを伝えられたでしょうか。
 たくさんの拍手をいただいて、舞台袖から客席に移動。ショパンコーラスと交代します。

ショパンコーラス
ショパンコーラス

 ショパンコーラス(Chopin Kórus)は2006年にハンガリー・ポーランド友好協会によって結成された混声合唱団。指揮はRázga Józsefné Agnesさん、ピアノはRázga Áronさんです。ハンガリーの名前は日本と同じで姓・名の順です。ということはピアノは息子さんかしら?ア・カペラの曲が多いのでピアノの出番が少ないのですが、なかなかの好青年です。

客席から歌うおおるりの団員達
客席で一緒に歌う

 まず1曲目が「ガウデ マーテル ポローニア」。もちろん私達も客席で歌います。

ショパンコーラス

 続いてモーツァルトの「4つのノクターン」。ピアニスト登場。彼、優秀な(伴奏)ピアニストですね。実によくモーツァルトらしさが出ています。
 ここからア・カペラ。ポーランド民謡を4曲。続いてハンガリーで有名な作曲家Bárdos Lajosの曲を2曲。さすがハンガリー全国混声コンクールで金賞を取った合唱団!それぞれ雰囲気の違う曲を歌いあげます。
 最後にピアニストが再び登場。曲はショパンの練習曲Op.10-3(別れの曲)をコーラスにアレンジしたもの。きれいでした。
 ここで15分休憩です。私たちは楽屋に戻ってお召変えです。

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