2014年6月3日
ホッロークー
ブダペストの北東約90km、平地が98%のハンガリーで貴重な山岳地帯にあるホッロークーは、白い家並みがハンガリーで最も美しいと言われています。この村に住むのはトルコ系クマン人の末裔でパローツ人と呼ばれ、木造の建築はパローツ様式というのだそうです。独特の生活様式は国連によって保護されているとか。小さい村なのでバスが中に入れず、バス停から階段を下りて村に入るところで母が滑って転びそうになりました。最近は足場の悪いところは要注意です。あわてた団員たちが母の荷物を持ってくれて、何とかレストランにたどり着きました。
斜面をそのまま利用した農家の家のレストランです。まずさやいんげんのスープ、辛くしたい人はかけるようにとパプリカを細かく刻んだものがまわってきました。私は入れませんでしたが何人かが挑戦。結構辛かったそうです。メインはパローツ地方風の豚肉料理でポテトとごはんが添えられています。サラダがうれしいです。デザートはアップルクレープのチョコソース掛けです。黒猫ちゃんが足元を行ったり来たりで動物好きのメンバーが大喜び。
ここでサプライズ。誕生日のお祝いです。ケーキにろうそく、みんなで歌うハッピーバースディ。本人には内緒で用意したので、本当にびっくりしていました。
食事が一段落したところでパローツ地方の民族衣装を着たピロシュカおばあちゃんが登場!80歳を超えているそうですが、お元気なこと。カタリンさんに通訳していただきながら、パローツ地方についてのレクチャーを受けます。
糸紡ぎの歌を歌いながら実演してくれました。「だれかやってみませんか?」という事でAさんが挑戦。結構難しいんですよ。
おばあちゃん、お客さん用に民族衣装を用意してくれました。せっかくだから誕生日のTさんが着せていただくことに。スカートは何枚も重ねるんです。意外に難しかったのが帽子。なかなか止まっていないで、すぐ落ちちゃうんです。
出来上がりました。2人ともかわいいでしょ。
「俺も着る!」と言い出したK氏。用意してあったのは女性用だったのですが…なかなかどうして、にあっています。
この後はフリータイムです。散策をするもよし、お土産屋さんで買い物をするもよし。私はレストラン近くのお店でお土産の木工品を買いました。写真はメインストリートが二手に分かれるところに建つ木造の教会です。1889年に建てられたそうで、写真には写っていませんが、塔の先には二重十字架が掲げられています。
集合場所は村の入り口。木製の看板が目印です。みんな揃ってところで集合写真をパチリ!
さあ、この後はブダペストに戻って最後のお楽しみです。