2014年6月3日
グゥドゥルー宮殿へ
いよいよ今日が観光最終日。このホテルにもすっかり慣れて、朝の散歩を楽しむメンバーもいます。そのうちの一人が近くの公園まで行ったものの帰り道で迷子になり、たまたま通りかかった他のメンバーに助けられるという事も…。大事にならずに良かったです。写真はトラム(路面電車)の駅、通勤通学の人でにぎわっています。どこも同じですね。
今日はまずブダペスト郊外のクドゥルーに向かいます。バスが英雄広場前にさしかかると、あらまあ昨日とは違って観光客が一人もいません。そのかわりに兵隊さんがずら~っと並んでいます。どうも国賓クラスのお偉いさんの訪問があるようです。道路が混まないかちょっと心配です。
心配したほど渋滞せず、時間に余裕を残してグドゥルー宮殿に着きました。オーストリア・ハンガリー二重君主制の時代、エリザベート王妃(シシイ)が夏の離宮として好んだ宮殿です。大戦後はソ連兵の宿舎や老人ホームに使われたりしたそうでかなり荒廃したとか。改築・修復は1990年代になってから始まったそうです。ハンガリーで一番大きいバロック宮殿です。内部は残念ながら撮影禁止でした。でも天井が高く、壁が大理石のセレモニーホールで「ふるさと」を歌うことができました。ここではコンサートのほかに結婚式なども行われるようです。それから天井も大理石だというシシイの部屋で特別に「夕やけこやけ」を歌わせていただきました。小さい部屋なので整列して歌ったわけではありませんが、その響きの豊かなこと!石の文化の響きの真髄を体験できました。
小雨の中、小さな見学者が来ていました、小学校低学年くらいの団体と、高学年くらいの団体が、それぞれ先生に引率されて来ています。宮殿内にはハンガリーで発明された品々の展示もあります。マッチ、ボールペン、ルービックキューブ…。きっと子供たちは自国の歴史の勉強にやってきたんでしょうね。
たっぷり一時間ほど見学し、外に出ると雨は止んでいました。この後は世界遺産ホッロークーに向かいます。