2014年5月30日
ベーケシュチャバ訪問
いよいよベーケシュチャバの街を訪問します。まずは市役所。ホテルの前の広場をやや斜めに突っ切るとそこが市役所です。市役所側から案内の方が迎えに来てくれました。
建物に入り、立派な赤じゅうたんの階段を上がり、おそらくは議会場だと思われる部屋に通されました。何人もの方が出迎えてくれます。簡単なあいさつの後、「ふるさと」「夕やけこやけ」の2曲を披露。もちろんア・カペラ(無伴奏)です。ちょっとまだ固いですね。皆さんノリがいま一つのよう。それでもたくさんの拍手をいただきました。その後こちらの方が市の説明や市役所の建物のいわれなどを話してくださいました。人口は約6万5千人、サラミとスイカの名産地だそうです。
部屋を出る前に記念写真。壁には人々の暮らしや自然を表した絵が描かれていました。素朴なタッチで温かみのある絵でした。
みんなが手にしているのは両国の国旗です。明日のコンサート用にバスの中で佐和子さんがせっせと内職していましたものです。マウゴジャータさんや役所の方も一緒にパチリ!
中庭も見学させていただきました。結構広いんです。表から見た時は小さい建物だと思ったのですが、奥行きがたっぷりありました。
次に行ったのは教会です。ここで明後日ミサに参加して歌わせていただくことになっています。この街はポーランド人も多くいるためか、入り口付近にヨハネ・パウロ二世のパネルとその足跡を記したパネルが飾ってありました。
白く美しい教会内部、高い天井、奥行きのある祭壇、振り返ると二階にはパイプオルガン…素敵な教会です。祭壇前横のスペースでちょっと歌わせていただきました。良く響きます。気持ちいい!でもやっぱり「はるかな友に」は難しい。重たく遅くなってしまうのです。ア・カペラで歌える持ち曲は4曲しか用意してありません。いまさらあきらめるわけにはいきません。なんとか苦手意識を払しょくできるといいのですが。
次は博物館です。ベーケシュチャバゆかりの美術品などが展示されています。と、ここで母が早々リタイア。入口のソファで座って皆が見学してくるのを待ちました。明日がコンサート本番ですからね。体力温存です。
道路向こうに見えるのが明日のコンサート会場となる文化センターです。中に入ってホールと控室を見せていただきました(他の団体が使用中だったのですが)。今年1月に完成したばかりだそうでホールの客席数は400席だそうです。入口付近にコンサートのポスターが貼ってありました。2階に上がるとコンサートの後に行う親睦パーティの会場があります。団長さんや日本文化紹介担当の団員がスペースを確認。だんだん実感がわいてきます。
最後にポーランド・ハンガリー友好文化協会にやってきました。ここにもコンサートのチラシが貼ってあります。実は明日のコンサート、主催してくださるのはポーランド・ハンガリー友好文化協会なのです。お部屋にお水を用意してくださっていて皆一休み。ちゃんとガス入りとガス無しの2種類を用意してくださいました。ここで記念のサイン帳にサインしました。一人3回です。文化協会の物と、ショパンコーラスの物、そしてここで見せていただいた会長の写真集の3種類です。漢字でOKでした。せっかくなので「ふるさと」を披露しました。
ここで嬉しい提案が。明日の午後は会場でリハーサルができますが、午前中は練習場所がないと知り、ここを貸してくださるというのです。ありがたくお受けしました。明日午前中の市場散策は応援団のみ!団員は練習です!実は散々歩き回ったせいか団員達も無理に明日の午前中遊ぶ気はなくなっていたようです。めでたしめでたし。
気が付くと唯一の男声団員がお酒を飲んでいます。ここの人が自家製の蒸留酒を出してくださったようなのです。「うまい!」と叫んで気持ちよく飲んでいましたが、それ、強いですよ、(アルコール度数)50度近くあります、とガイドさんに言われてびっくり!明日歌うんですからね。ほどほどにしておいてください。
あれこれと街を見て回り、この後はホテルに戻って夕食です。
今日の夕食はホテルのレストラン。まずはハムとメロンの前菜。ハムが薔薇のようにきれいに盛り付けてありました。コロコロしているのがメロンです。主菜はフォガシュ(白身魚)レモンソースかけ、リゾット、そしてコーヒーなどの飲み物になります。みんなでわいわい言いながらいただく食事は楽しいですね。明日のスケジュールの確認もして、ベーケシュチャバの初日が終わりました。明日はいよいよコンサートです。