2004年5月22日 その2

家庭訪問

 いよいよ家庭訪問です。23人が11組に分かれ、それぞれ別々の家庭におじゃまして、お昼をご馳走になりながらお互いに親交を深めます。頭の中にはあらかじめ交換し合ったお互いの家族データ、手には簡単会話帳。英語が出来る方もいらっしゃいますが、基本は会話帳と身振り手振りのボディーランゲージ。不思議と分かるものなのです。お互いに分かろうとしているからかもしれません。
家庭訪問 私と母がお邪魔したお宅では友達同士3人で迎えてくださいました。ユルハさんとウッラさん、そして「日本語でどうぞ」と言ってくださったタルヤさん!そう、日本語が出来る人が一緒だったのです!なんてラッキー!ほかの人たちに申し訳ない…と思いつつ、食事も会話も楽しみました。サーモン、じゃがいも、トナカイ、ベリー類とフィンランドの伝統的な家庭料理をいただきました。トナカイは思っていたほど臭みはありませんでした。やわらかく調理してあり、マッシュポテトとリンゴンベリーのソースをかけて、とても美味しくいただきました。
 食事の後はおうちの中を見せていただきました。ここはウッラさんのお宅です。白い壁と天井、木目を活かした家具、深めのグリーンで統一されたファブリック…。すでにお子さんが独立されているせいか洗練された大人のテイスト。もちろんサウナもありました。ベッドルームにアップライトピアノ(これも木目でした)があり、御礼に一曲、「さくらさくら幻想曲」を演奏しました。そうしたらウッラさんが感動して目をうるませていて、こちらがびっくり!ピアノがひけて良かったなぁと改めて思いました。
 それからリビングに移ってお互いの国の話をしました。むろん音楽の話も。ヴァンターをはじめとしてフィンランドにもたくさんの合唱団があるそうです。その多くが教会とかかわっていることが多いこと、男声合唱団が多いことなど、日本との違いも知りました。返す返すも日本語の出来る人がいて助かりました。私の英語力程度では突っ込んだ話は出来ませんから。持ってきたお土産の説明もしていただきました。七宝焼きのペン皿、節句を折り紙で作った色紙、木目込みで鶴を表した額、それぞれ気に入っていただけたようでよかったよかった。

 あっという間に三時間たち、この後の親睦パーティの会場に向かうことになりました。ユルハさんの車(なんと13年物の真っ赤なトヨタのカローラ)で移動します。会場のレストランでおおるり再集合。皆さん無事家庭訪問を楽しんだようです。さあ、今度はパーティです!

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