2006年9月17日 その3

コーラスおおるり 友好コンサート

 午後7時。いよいよ開演です。たくさんの拍手に迎えられて、まず合唱団の入場です。そして母と私は民族衣装に身を包んだズボボダの団員に両腕を抱きかかえられて入場しました。出てびっくり、客席は満席で、立ち見までいるではありませんか!日曜の夜で外は雨。その中をたくさんの人が聴きに来てくださったのです。

ドレス まずはドレスで歌います。前半は「ふるさと」「花」「花の街」「夏の思い出」「赤とんぼ」「荒城の月」の6曲です。最初の曲の後に司会のお話が入り、日本大使の紹介もありました。スロヴェニア語だけではなく、ドレスアップしたマヤさんが日本語でも言ってくれたので話の内容が良くわかって助かりました。何を言っているのかわからないでじ~っと立っているのはつらいんです。それにしても文化協会とやらの会長さんのお話は長かった・・・。6曲歌い終えたところでいったん退場、ズヴォボダが演奏している間に着替えです。

ズヴォボダの演奏 続いて「女声合唱団ズヴォボダ・ヴィジマリエ・ブロッド」の演奏です。無伴奏で3曲披露してくださいました。残念ながら着替えのため聴く事ができなかったのですが、録音も録画もしています。後でゆっくり楽しませていただくことに。とにかく着替えなければ!ドレスを脱ぎ捨て、足袋をはき、浴衣を身にまとい、半幅帯を巻きつける。問題は帯です。しょっちゅう着る人や練習してきた人はいいのですが、はじめから誰かに結んでもらおうとする人がいて、できる人は自分のは後回しで、せっせと着付けを手伝う羽目に。練習しておいてって言っておいたでしょ~!会場では司会のツヴィトカさんが、何とかゆっくり話をしながらつないでくれています。ほら、草履はいて。後半、いきますよ!

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浴衣姿 浴衣に着替えて再入場。最初以上の拍手に迎えられました。
 まず「さくら」「竹田の子守歌」と2曲歌ったところで黄色いたすきをかけ、いよいよ「東北のおもちゃ歌」です。6曲からなる組曲で、「べこべこ 赤べこ」「ねぶた流れろ」「馬っこ祭り」「いづめこの子守歌」「なまはげ来るぞ」「こけしどこの子」と、東北のおもちゃを題材にした短い歌で構成されます。「ねぶた流れろ」は太鼓のリズムに乗って歌うのですが、今回は男性団員がハッピにはちまき姿で熱演してくれました。こういう鳴り物が入ると、客席も沸きます。「なまはげ来るぞ」では母(指揮者)が鬼のお面をかぶります。といっても後ろ向きにかぶらなければお客様にお面が見えません。さかさまにかぶるのって結構面倒なんですよ。ゴムの位置がなかなかしっくりしないのです。1番と2番の歌詞にあわせてお面を青と赤に付け替え、こちらも拍手喝さいでした。

浴衣でピアノ 今回は私も浴衣を着ました。というのはピアノを弾ける草履をみつけたから。靴も同じなのですが滑り止めのゴムが付いているものは使えないのです。ペダルを踏むとキュイキュイ鳴ってしまう。舞台用の靴は裏は皮に限ります。かかとにしかゴムが付かないので滑ってちょっと怖いですけれど。そんな訳で今まではパーティ用にキモノを用意していったことはありましたが、舞台ではドレスのみでした。今回は安物ですがキュイキュイ鳴らない草履を持参、浴衣での演奏になりました。帯で腰まわりがピシッとして弾きやすかったです。滑らないように歩くのに気を使いましたけど。ところで何処にいるのかというと、上の写真、左端で太鼓を演奏しているN氏のさらに左。ピアノが大きかったので画面に入りきらないくらい左側にいました。

合同演奏 最後はズヴォボダも加わっての合同演奏です。まずはズヴォボダの指揮者でスロヴェニアの歌「ヤドライ ズ メノイ」。途中で客席の人たちも加わって大合唱になりました。

合同演奏2 ここで腕の治療で病院にいっていた団員が到着。何とか最後に間に合いました。母の指揮で「夕やけ小やけ」。短い歌ですし、発音しやすかったのでしょうか。ズヴォボダの皆さんもとてもきれいに歌ってくれました。鳴り止まない拍手に答え、もう一度「ヤドライ ズ メノイ」を合唱。コンサートは大成功でした。

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