2006年9月16日 その2

交流会

食事 会場のレストランに着くと、雨の中合唱団の人たちが出迎えてくれました。合唱団の名前はZenski pevski zbor Svoboda Vizmarje Brod(ズヴォボダと呼んでいました)、女声合唱団です。年齢はだいたい50代から80代でしょうか。我々コーラスおおるりとあまり変わりません。まずは乾杯、そして食事をしながらの交流です。といってもスロヴェニア語と日本語の橋渡しができるのはガイドのマヤさんと、現地スタッフのNさんのみ。英語が出来るのはあちらもこちらもほんのわずか。あとは身振り手振りのボディーランゲージ。毎回の事ながら冷や汗かきかき、賑やかに時間が流れます。それにしてもこちらの人は良く食べますね~。胃袋の大きさが根本的に違うのだと思います。普段はこんなに食べないと言ってはいますが、食べる食べる、そのせいかお肌つやつや。70代の方でもノースリーブで腕丸出し。う~ん。

茶道 食事が一段落したところで茶道の時間です。まずは団長のミレナさんに代表して一服していただきます。そのあと皆さんに次々とお配りしてたのですが・・。お菓子をいただいてから、お茶をいただく・・・。あっ!お菓子を口に含んだらすぐお茶を飲んでしまいました!お菓子を食べきってからで良いんですよ。お菓子とお茶が口の中で混ざって、どんなお味になったのでしょう・・・?

書道 続いて書道体験です。川、山といった漢字を見本を見ながら書いてみます。毛筆が初めてにしては結構上手に書いていました。中には『愛』などという難しい字に挑戦する人も。サインを入れて完成です。どうです?うまく書けているでしょう。
 このほかにもあちこちで折り紙が場を盛り上げています。私も隣の方と一緒に鶴を折りました。こういう時、言葉はいりませんね。

プレゼント交換 だいぶ場が和んできたところで、プレゼント交換です。まずは合唱団から合唱団へ。代表して双方の団長さんが交換します。あちらの指揮者の方は都合でいらっしゃらなかったのですが、司会をしてくださるツヴィトカさんはお見えでしたので、彼女にもプレゼント。こちらからは『こけし』や『手まり』といった日本のおもちゃ。実はコンサートで「おもちゃ歌」を歌うので、こけしを選んだのです。こちらがいただいたのは名物のハチミツ酒と国花カーネーションの絵柄の木製プレートなどなど。団員同士もプレゼント交換が賑やかに行なわれました。

合同練習 最後に皆で明日のコンサートで歌う合同演奏の曲を練習しました。最初はこわごわでしたが、だんだん様子がわかってくると大きな声が出てきました。スロヴェニア語の歌も何とかなりそうです!おなかもいっぱい、楽しさいっぱいの昼食会でした。

ホールの入っている建物 昼食会がすんだところでミレナさんから明日のコンサートを行なうホールに行ってみませんかという提案がありました。願っても無いお話です。バスの運転手さんに話をして、会場へ行ってみることになりました。
 この立派な建物は今は学校として使われているそうです。玄関を入って正面にホールはありました。客席数200くらいのフラットなホールです。入ると、あらら、ズヴォボダの指揮者の方が出迎えてくださいました。これでちゃんと合同の曲の練習ができます。さっきは母がスロヴェニアの曲も振ったのですが、半信半疑でしたから。ピアノの位置も決め・・・、ん?このピアノ、事前に聞いていたペトロフではありません。な、なんとスタインウェイのフルコンサートグランドではありませんか!どこかから調達してくださったのでしょうか。日本ではピアノ伴奏は珍しくありませんが、ヨーロッパではコーラスはア・カペラ(無伴奏)が基本。ピアノは私達のために用意してくださったのです。それもこんな上等なピアノを!気を使ってくださったことに感謝の気持ちが湧き上がります。気持ち良くリハーサルを終え、いよいよ明日はコンサート本番です。

メールお便りはこちら  ▲ページトップへ

ご意見・ご感想はこちらへどうぞ

■このHPで使用している素材に関してはあとがきをご覧ください。

▲ページトップへ

inserted by FC2 system