2012年9月10日

ウィーン観光

シュトラウス像 さて、いよいよウィーン観光です。このまま徒歩で旧市街の中を見たかったのですが、時間の関係で今回は無し。まあ、暑いし、ちょっと見たところケルントナー通りは混んでるし、シュテファン寺院は塔に修復中のネットがかかっています。無理してあわただしく歩き回る必用はないでしょう。まずはバスでリンク通りを一回り。もともと城壁だったのを都市改造で道路にしたもので、旧市街をぐるりと囲んでいます。市役所、国会議事堂、オペラ座など主だった建物はみなこの通りに沿って建てられています。しかしバスの車窓からではなかなかいい写真が撮れませんでした。
 そのあと公園にやってきて、お決まりのヨハン・シュトラウス像の前で記念写真。ちょっと日差しがまぶしいです。日陰を歩いているときは湿度が低いせいかそれほど暑さを感じないのですが、日向を歩くとやはり暑い。現地ガイドのマメタさん(女性)によれば、ウィーンでもめったにない事だそうでした。ウソかホントかバスから見えた外の温度計が38度を表示していました…。

ベルベデーレ宮殿 続いてベルベデーレ宮殿にやってきました。広い敷地に上宮と下宮の二つの宮殿があり、その間には広い庭園が広がっています。地下鉄の駅1つ分以上離れているでしょうか。この宮殿には美術館が入っていて、クリムトの「接吻」があります。これをどうしても見たいという団員がいて、短い時間ながら希望者は入館することになりました。見学する時間がとれるかどうかは、実際にここに何時に着けるかで決まります。道路事情によっては駄目かもしれなかったのでヒヤヒヤものでしたが、なんとか時間をとることができました。希望者が大急ぎで入っていきました。

ベルベデーレ宮殿 クリムトを見ない人たちはのんびり庭園の観賞。広い広い!木陰にはベンチもあり、市民の憩いの場になっています。犬の散歩をする人も結構いるんですよ。

ベルベデーレ宮殿 ヨーロッパの庭園でよく見かけるキメラ像。ここのは美人さんです。
 のんびりしているうちに時間がきて、美術館組が戻ってきました。バスに乗り込んで次の目的地、シェーンブルン宮殿に向かいます。

シェーンブルン宮殿 郊外のシェーンブルン宮殿にやってきました。ここは予約が分刻みという人気スポット。ハプスブルク時代を垣間見ることができます。展示される部屋は時々変わりますが、鏡の間が有名です。パリのヴェルサイユ宮殿のそれより一回り小ぶりですが、結構華やかです。
 ここで私と母はカフェで一休み。母がちょっと疲れと暑さで歩くのがしんどそうでしたので宮殿内はパスしました。何度かか見学したことがありますからまあいいかと。ゲート横のカフェでパフェを注文したのですが、大きすぎて食べきれませんでした。もちろん涼しくはなりましたよ。ただ…甘い。本当にこちらのお菓子は甘いです。

シェーンブルン宮殿 こちらも広いシェーンブルンの庭園。広いだけでなく美しいです。遠くの門みたいなの、わかりますか?何キロあったかしら。若い頃あそこまで行ったことがあります。行ったら戻らなければならないんですよ。歩きで。往復はセットなんだと実感しました。でもちょっと高台になっているのでシェーンブルンが一望できます。足に自信のある方は是非。さすがに時間の関係もあって、今回あそこまで行く人はいませんでした。西日に照らされるシェーンブルン宮殿を後にバスでホテルに向かいます。

楽友協会 今日のディナーはホテルのレストランです。この後有志が楽友協会で行われるコンサートを聴きに行くことになっているので大急ぎです。おめかししてタクシーに分乗してとんでいきました。演目はモーツァルトで、楽団員は当時の衣装で演奏したそうです。最後に指揮者が客席に向かって指揮棒を投げ…なんとおおるり団員が見事キャッチ!普段市民オーケストラで活躍する彼女は大喜び。なによりのウィーン土産になったようです。
 コンサートに行かない私たちがのんびりとディナーを楽しんでいると、とても懐かしい人が訪ねて来てくれました。1997年にコーラスおおるりがオーストリア演奏旅行をした時にお世話になった方です。ヴィーゼルブルグ市の音楽学校の先生をしている日本人で、みどりさんといいます。実に15年ぶりの再会!あの時は53人の大所帯でお邪魔したのでした。短い時間でしたが旧交を温め、また来てくださいね、というお言葉とチョコレートをいただきました。オーストリア滞在はあと一日。旅行も残りわずかです。

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