2012年9月7日
野外ステージ
夕方再びバスで市内へ戻ってきました。といってもバスは市内中心部に入れません。市立文化センターまでバスが入れたのは最初の一回だけ。その後は徒歩で街中を移動します。今日からタルノフスキェ・グリではグワルキという街を挙げてのフェスティバルが3日間行われます。街中がそれらしくなってきました。
移動遊園地の遊具があちこちで組みあがっています。なんか懐かしいものもあります。常設でないところがかえって特別感があっていいのかもしれませんね。
あちこちにある様々な遊具を横目に文化センターに到着。昨日楽屋に使った2階の映写室をお借りして着替えます。文化センターのホールは今日はまた別の出し物が行われます。本当はホテルでドレスに着替えて…という意見もあったのですが、このごちゃごちゃした街中をドレスと靴で歩くのは危険!と主張して何とか部屋を用意していただきました。それでも市役所前広場の特設ステージまで5分ほどは歩かなくてはなりません。
ステージでは120人の合唱が行われています。市内で活動する7団体とこのフェスティバルのために参加を希望した人達の合同演奏です。ここにコーラスおおるりも加えていただき、舞台も客席も一緒になって「シュワジェベチカ(森へ行きましょう)」の大合唱となりました。
その後は単独演奏です。例によってミロスワヴさんの長い説明があり(今度は覚悟していました)、「竹田の子守歌」「芭蕉布」「証城寺の狸囃子」の3曲を演奏しました。
今回はキーボードです。でも私たちのためだけに運び込んでくださったのです。昼間文化センターで練習する時にも運び込んでいてくれました。そう、今回コーラスおおるりは2012年グワルキのメインゲストだったのです。どうりで待遇がいいわけです。実はホテルですが、市の中心からちょっと離れていますがここで一番いいホテルなんです。なのでフェスティバル関係者の予約が入っていたらしいんですが、それ、追い出しちゃったんです。私達のために。きいてびっくり!良い演奏をしなければバチが当たります。幸い広場のお客様にも満足していただけて、たくさんの拍手をいただきました。
私たちの演奏の後、グワルキオープニングセレモニーが延々と続いたらしいのですが、さすがに全部見るのは無理。文化センターに戻って着替え、レストランに移動しました。
やってきたのは落ち着いた感じのレストランです。2階だったせいもありちょっと天井が低いかな?だれかが前回のドイツ旅行の時の、ライプチヒのメンデルスゾーン記念館に似ていると言っていました。そう、あそこも天井が低くて…いろいろ大変でしたね。2日続きの演奏会を終えたせいか、皆さんもちょっとくつろいだ感じでした。
さて、出てきた前菜、これは…ピロシキ?ソ連時代の影響でしょうか。おいしかったです。メインはお肉、デザートもいただき、ホテルに戻りました。実は強行スケジュールのためかここでちょっと体調を崩した人が出ました。明日の観光は様子を見て、ということになりそうです。なにはともあれ皆さん、今日も長~い一日、お疲れ様でした!
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