2004年5月27日

フィヨルド観光

車窓 今日はフィヨルドを見に行きます。バスでホテルを出発し、途中VOSSという湖のそばの小さな村でトイレ休憩を取ったほかはひたすら走り続けます。途中の車窓のきれいなこと!点在する湖の湖面はまるで鏡のよう。周りの山々が映りこんでどこが境目かわからないほどでした。
 なんだか急に山登り。いろは坂よりすごいのではという山道を登っていくと、スタルヘイム展望台につきました。見渡す山々の緑のきれいなこと、春ですね。登ったからには下らなければなりません。皆が息を飲んで見守るなか、腕のいいドライバーさんは切り返すことなくカーブをひとつひとつクリアしていきます。無事に最後のカーブをクリアしたときは拍手喝さい。いよいよクドヴァンゲンに到着です。

フィヨルド フィヨルドは長い時間をかけて氷河によって山々が侵食され、やがて氷河期が終わったあとその窪みに海水が入ってきたものです。世界最大のゾグネフィヨルドの支流のひとつ、アウルランフィヨルドの観光フェリーの発着場がクドヴァンゲンにあり、私達はここからフロムまでフェリーで観光します。心配されていたお天気は最高の晴天!今回の旅行で一番心配だったのがこのフィヨルド観光の日の天気です。甲板から周りの景色を楽しむのに雨だったら台無しですもの。

フェリーで観光 絶景を写真に収めたり、海鳥にえさをあげたり、皆日焼けするのも忘れて甲板で楽しんでいました。このフェリーは郵便配達もかねていて、途中の船着場では郵便物のやり取りをしていました。ちょっと風があったけれど予想していたほど寒くなく、約二時間のフィヨルド観光を堪能しました。

ショッスの滝 フロムで船を降り、昼食をいただいた後は鉄道の旅です。フロム鉄道はいわゆる登山電車。海抜866メートルのミュールダル駅まで20キロ。だんだんと登っていく窓からはあちこちに滝が見えています。なかでもショッスの滝はみごとで、電車はここでしばし停車、皆車外へ出て記念撮影です。滝沿いの廃墟から旅人を引き込む妖精が現れるというアトラクションもありました。
 約一時間でミュールダル駅に到着。今度はベルゲン鉄道で特急列車に乗ってベルゲンへ戻ります。快適な乗り心地に皆さんぐっすりお休みでした。

フロイエン山頂のトロル ホテルに戻って食事して、部屋に戻ったら電話が鳴ります。何事かと思ったら散歩のお誘い。「ケーブルカーでフロイエン山頂に行きませんか?」行きますとも。山頂からはベルゲンを一望に見下ろすことができました。公園には大きなトロル(ノルウェーの妖精)が。たそがれ時の街を上からゆっくり眺めて、一日が終わりました。

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