2004年5月22日 その3

親睦パーティ

 いよいよ親睦パーティです。今回私達コーラスおおるりがここヴァンターでコンサートをするために協力してくださったヴァンターン ナイスラウラヤ合唱団の皆さんをお招きします。着替えたり(全員じゃないですよ)、ナイスラウラヤの皆さんにお渡しするお土産を準備したり大忙しです。

 16時に皆さん会場入り。おおるりの団長さんが乾杯の音頭を取って、にぎやかに始まりました。おおるりの指揮者であり代表である母が挨拶をして、お土産をお渡しします。「こけし」に「てまり」、「和紙人形」といった日本のお土産をユルハさん、指揮者のパーナネン氏、そしてボイストレーナーのパーナネン夫人に贈りました。ナイスラウラヤ側からは、フィンランドを案内したガイドブック豪華本の日本語版、ナイスラウラヤの団旗をいただきました。これはそれぞれ団同士の交換プレゼント。団員単位はまた別。おおるりの団員が用意したのは日本の小物、姉様人形、ちりめん細工、紙風船…。大きな机の上に並べて好きなものを取ってもらいます。ナイスラウラヤの団員が私達にくださったのは、ムーミンのマグカップと彼らのCDでした。

茶道 プレゼント交換のあとは、日本流もてなし芸の数々。まずは茶道、緋毛氈を敷いてお茶をたてて振舞います。皆さん神妙な顔で飲んでいました。

書道 次は書道。見本を見ながら筆で半紙に「花」「月」といった漢字を書いてみます。漢字の意味を説明し、好きな文字を選んで書いてもらいました。合間を縫って折り紙外交。あちこちの机で鶴に挑戦する姿が…。これは言葉は必要ありませんね。

南京玉簾 極めつけが「南京玉すだれ」。今回助っ人で参加した人たちが盛り上げてくれました。ノリのいいお囃子にあわせてすだれが橋になったり小屋になったり…。最後は2人がかりでハート型を作り、両合唱団の団長さんに一緒にくぐってもらいました。

 さて、パーティもいよいよ大詰め。私達のおもてなしのお礼にとナイスラウラヤの皆さんが歓迎の歌を贈ってくださいました。曲目は「さくらさくら」「出船」「赤い花白い花」。ちゃんと日本語で歌ってくださったのです。海外での親善演奏旅行は今回で5回目ですが、ここまでしてくださったのはここフィンランドが初めてです。おおるり一同感激と感動で胸がいっぱいになりました。この方達とは分かり合える、きっといいコンサートが出来る、そう確信できたパーティでした。

 ところでパーティで思いもかけず通訳さんを見つけました。ヴァンターに住んでいらっしゃる日本人の方で、ナイスラウラヤの団員の方とはお子さんが同じ幼稚園とか。何でも一年も前から今度日本から合唱団が来るのでそのときは手伝ってねといわれていたそうです。その場で交渉、明日のコンサートも手伝っていただくことになりました。地獄で仏に出会った気分です。ガイドと違って通訳はとてもお高いので、添乗員が英語でやり取りしていたのですが、やはり間に英語を挟まずに直接日本語とフィンランド語でやり取りできた方がいいですものね。明るくてしっかりしたKさん、よろしくお願いします!

記念写真 パーティ会場の前で記念写真をとった後ホテルへ戻り、明日の打ち合わせをして長い一日が終わりました

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