2008年6月22日

交歓演奏会 開幕

入場 午後4時30分。聖エギーデン教会にてアミキ・カルミニスとの交歓演奏会が開幕しました。緊張しながら舞台に並びます。まずは司会の方がお話を…ん?彼は昨日の昼食会に来ていましたね。胸のポケットから取り出したのは、折り紙で折った兜です。それを客席の皆さんに見せながら、昨日の昼食会での交流を説明しています。客席から暖かな笑いがあがり、私達の緊張もほぐれてきます。

浴衣で歌う 前半は日本のよく知られた歌を歌います。
『ふるさと』『花』『夏の思い出』『赤とんぼ』『荒城の月』『竹田の子守唄』『さくら』
 一曲ごとにたくさんの拍手。なんだかこそばゆい感じです。そして本当によく響きます。力まなくても会場の奥まで歌声が伸びていきます。乾燥した、石の文化ヨーロッパならではの響き。ましてやここは教会です。音は上に登って、一つになって、天井から降ってくるように会場に響きます。日本ではなかなか味わうことはできません。

祭壇 7曲歌ったところでアミキ・カルミニスと交代です。私達が舞台を降りるとそこには祭壇が…。聖書が置かれ、左側のろうそくには火が灯されています。

アミキ・カルミニスの演奏 今度はアミキ・カルミニスの演奏です。2003年に結成された混声合唱団で、20代から50代の人で構成されています。
 『Adoramus』『Go down Moses』『Joshua』『Sana,Sananina』『Uyingcwele』『Let the Sunshine』 賛美歌、黒人霊歌、ミュージカルなどから6曲を演奏しました。

2階席からの眺め 2階席正面からの眺めです。左右にもたくさんお客様がいるのがわかります。

後半 後半は『東北のおもちゃ歌』全6曲です。黄色いたすきをかけているのがわかりますか?たすきの先には鈴が付いていて、ちゃぐちゃぐ馬の曲のときに鳴らすんです。他にも和太鼓をたたいたり、なまはげが鬼の面をつけて舞台の上を歩きまわったりして、お客様にとても喜んでいただきました。たくさん拍手をいただいたので、アンコールに歌ったのは『証城寺の狸囃子』。こちらも客席中から手拍子を頂いて、大いに盛り上がりました。

合同演奏 再びアミキ・カルミニスの面々が舞台に上がり、いよいよ合同演奏です。まずは日本の曲『夕やけこやけ』。この曲のためにアミキ・カルミニスは素晴らしい演出を用意してくださいました。7歳のシャーロットちゃんが1番を無伴奏で歌ってくれたのです。そして続けて一緒に合唱する、とてもすてきな演出でした。

シャーロットちゃん シャーロットちゃんの透明でまっすぐな声が、教会中に響きます。その声に導かれるように大人の声でハーモニーが続く…。この曲はいつも海外で合同演奏しますが、今回が一番素敵だったように思います。大役を終えたシャーロットちゃんの、晴れやかな笑顔がとても可愛かった!

エンディング もう一曲の『Mein kleiner grüner Kaktus(私の小さな緑のサボテン)』はドイツでよく知られているコメディーな曲で、客席に大受け。さびの部分は一緒に歌う人まで出て、ものすごく盛り上がりました。私達もなんとか口を回してついて行きました。多少口パクの人もいましたが…。
 最後にもう一度『夕やけこやけ』をみんなで歌って、コンサートは無事終了しました。

 2階席も含め満員のお客様、たくさんの拍手、歌い終えた団員の笑顔…やって良かったなあと思う瞬間です。準備期間からいろいろあるんですけど、この充実感と達成感がすべてを帳消しにしてくれます。
 あ、まだ終わっていませんでした。この後は市役所で打ち上げ会です。

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